〜「子ども・若者ビジョン(仮称)」の作成に向けた意見〜

  みなさま こんにちわ。
 GWも終り、いかがお過ごしでしょうか。


 さて、先日こちらでご案内した"「子ども・若者ビジョン(仮称)」の作成に向けた御意見募集"に、「フリースクール等で子どもを育てる親の会」として、以下の意見を提出しました。
 まだまだ意見は色々とありますが(1,000文字以内)という制限がありましたので、まとめた感じになりました。

なにかのアクションになれば・と思っています。




 私たちは、フリースクール等を利用している子どもの親が中心となり「どの子も自分らしく生き、安心して学べる機会を得られること」を願って 関係機関への要望活動をしている団体です。
 
今、公教育になじめず辛い思いをしている子どもがたくさんいます。不登校になっている子どもは中学生で34人に一人と言われていますが、五月雨登校の子を含めるともっと多くの子どもが大変な思いをしながら毎日を過ごしています。

 学校の先生の協力、スクールカウンセラー設置、適応指導教室など様々な支援がありますが、なかなかうまくいかず、どうしていいかわからない、誰に相談したらいいかわからない、という現実の中で親子で追い込まれ孤立しています。その結果、問題がこじれたりさらに違う大変さを抱えることになってしまいます。

 その一方で、フリースクール等にたどり着き自分に合った学びの場を得て笑顔と元気を取り戻した子も数多くいます。人の成長は多様であり、その多様さに対応できるフリースクール等は子どもの学びの場として大切な存在です。しかし、そのことへの理解や支援は行政上ほとんどありません。そのため、家庭の経済負担はとても大きく、利用したくても利用できない家庭も多くあります。

 また、ほとんどのフリースクール等は存続が危機的な状況であり、自分たちの学びの場がいつなくなるかわからない不安も抱えています。
 子どもにとって大切な学びの場にもかかわらずフリースクール等は、どこも恵まれない環境の中で運営されており、教材や設備などが不十分です。
 それは子どもにとっても限られた中での学びとなり決して豊かとはいえません。公教育で学ぶ子が受ける恩恵とは雲泥の差があります。子どもたちの教育環境を整え、学びを保障するために、フリースクール等を利用する子どもや フリースクール等に公的経済支援をしてください。

 どうか公教育になじめない子どもとその家庭が抱える大変さをご理解いただき、ご支援下さいますようよろしくお願いいたします。